210516

メガネ

というメモだけ残して書いていなかった。弱い雨の中を散歩する。湿気のせいか、気温は高くなくても少し汗をかいた。眼鏡をかけているとレンズが雨に濡れるのが嫌で、雨量がほんの僅かでも傘をさしてしまう。降ったりやんだりのときは、やんでいるのにさしてしまっていることもたぶんある。そういうときに被害妄想的に、傘をさしていないひととすれ違うと、「雨降ってないですよ」と言われているような気持になる。眼鏡が濡れるのが嫌なんです。コンタクトにすればいいじゃない。コンタクトは怖い、目にものを入れるのが怖いんです。眼鏡。目鏡。

だいぶ前。大雨の渋谷、地下に下る階段で、スカートの裾が地に擦れて濡れている女の人とすれ違った。2人組だったと思う。おしゃれやけど家に入った後どうやって処理するんだろうとぼんやり考えていると、自分の後ろからきた30歳前後くらいにみえる男の人が「裾擦れてますよ」と直接女の人に言った。案の定というか、女の人は(うろ覚えだけど)「知ってるし苦笑」みたいな反応をして軽やかに2人で去っていった。

cero髙城さんの影響で聞いたpodcast「哲学の劇場」で話していた「本を読む―読まないの間にはかなりいろんな差がある」というのと近く?て、想像(思考?)する―しないの間、言う―言わないの間、書く―書かないの間にもそれぞれ違った、しかも人によってもかなり差のある差がある気がする。