210501-09

某日。豊田市美術館にボイス+パレルモをみにいく。二人とも、とくにボイスは使いたいものを使って作りたいものをとにかく作るんだ、という執念。ボイスのアクションを取り囲む人の眼は、いまのライブとかでスマホカメラをひたすら向けるしぐさと何ら変わらないような気もした。パレルモは終盤に配置されていた建物内部の壁画のためのドローイングが印象的だった。帰りはにわか雨に降られた。家でボイスのドキュメンタリーを、ビデオマーケットという謎プラットフォームでみる。スマホで買ったものはFireStickで観られない仕様というか不具合が起きていて少しイラつく。結局PCでみた。少し前にドキュメンタリーをみた影響もあるかもしれないけれど、思想、行動は違うにしても、受け答えの聡明さとか、たたずまいが三島由紀夫と重なる部分があると思った。ドクメンタ「7000本の樫の木」は、木の隣に設置する形を変えない岩を死を象徴とするのに対して、バインのねずみ浄土で知ったバナナ型神話では、石は不老不死の象徴とされていて、勝手に対照的だと思った。

某日。夏日だった。別に目新しくない範囲をぐるぐると歩く。冷やし中華ランチをやっている店を見つけたので入る。チャーハンと冷やし中華で750円とかだった。おひとりさまなのでセパレート円卓に案内される。歩き疲れてぼーっとしていたのもあってか円卓が回るのを忘れて、というか何も考えずに向かいにある水を立ってとりに行ったら店員さんに「回るよ」と言われて恥ずかしかった。冷やし中華はレタスときゅうりがたくさん散らされている感じのやつ。マヨネーズとからし冷やし中華に必須なのは自分の実家だけなのか。味を変えたいとラー油をかけたら、かけすぎて喉にきた。食べている途中で、フードデリバリーサービスmenuの営業さんが入ってきたけれど、女性のホール店員さんがやんわり断っていた。支払いはPayPayが使えた。

某日。この日も夏日。両親と弟が近所に買い物に来たので洋食屋で昼食を食べる。父(50代)は白髪染めをやめたようだったけれど、それについてはとくに触れなかった。少し歩いて豆花をテイクアウトして公園で食べた。別れたのち、映画を見に行った。エスカレーターで8階まで上がる。一人用の幅のエスカレーターはどちらに立つとかを考えなくていいのでよい。

某日。曇りだけど寒くない。昼前に実家に行く。途中の駅で車で拾ってもらい、スーパーでさんまと太刀魚の干物とかつおのたたきを買った。自分の運転で帰る。家で母がYOASOBIの夜に駆けるをずっと鼻歌で歌っていた。鹿児島で友達の車の中で、YOASOBIとずっと真夜中でいいのに、TWICEとNiziUの区別がつかない、という話を数度したのを思い出した。TWICEは曲中に「TWICE」と言うらしい。